毛糸について
毛糸の太さは、極細の数ミリ〜1cmほどある超極太までさまざまです。
極細タイプ→合細タイプ→中細タイプ→合太タイプ→並太タイプ→極太タイプ→超極太タイプ
左から右にいくにつれて太くなります。
中細の前に合細、並太の前に合太が入ると覚えておくとわかりやすいです。
同じタイプでも若干の太さの違いが出てきますので毛糸のラベルに記載されている詳細を確認しましょう。
どんなことが書いてあるの?というと、下記の通り。
- 洗濯表示
- 素材の表示
- かぎ針と棒針に適した針の号数
- 標準ゲージ
- 重量
- 糸の長さ
- カラー番号
- LOT番号
標準ゲージとLOT番号を初めて聞いたという方もいると思います。
重要なところなので順番に説明します。
ゲージとは、「10cm正方形の中に編み目が何目と何段ある」ということを表します。
編むときの手加減によって、人それぞれ作品のサイズが小さくなったり大きくなったり・・・
マフラーは多少違っても気になりませんが、帽子やケースなどサイズが違うと使えなくなることも。
そこで編み始める前にゲージを確認して、自分の手加減が作品を編むのに合っているか、もし違っていたら修正しましょうということ。
確認方法
15cm〜20cmの正方形に編みます。10cm角より多く編むのは、編み始めは手加減が一定でなく安定しないためです。編み目のサイズが同じところで10cmの正方形の中に編み目が何目と何段あるかを確認しましょう。
厚紙で10センチの正方形の枠を作ると、確認しやすいです。
ゲージ用品としてクローバーさんのニットゲージ「トリオ」という商品もあります。
毛糸のラベルにも書かれていますが、手芸本にも編み図や説明と一緒にゲージが書かれていることが多いです。
編んでみて、記載してあるゲージより目数・段数が多い場合は1〜2号太い針で編みます。
逆に少ない場合は、1〜2号細い針で編みましょう。
針を変えて編む強さを調整していく感じです。
太い針の場合はゆるく編め、細い針の場合はきつく編めるので。力の加減は人それぞれなので針で調整したほうが簡単です。
LOTとは、「毛糸を染めるときに同じ釜で染めたものを同じロットで示します。」
Aや12Aなどアルファベットと数字で表記されています。
この表記が同じだと色の違いは、ほぼありません。
同じカラーでもLOTが違う場合は毛糸によりますが、若干違いが出てきます。
ときには見た目で明らかに違う場合もあります。同じカラーを使用しても染めるときの多少の環境の違いによって変わってきてしまいます。
できれば同じ作品に使用する場合はLOTも揃えることをオススメします。
そして作品に必要な毛糸はまとめて購入ができるといいです。
新しいLOTに変わっていくため、期間が過ぎるとLOTを揃えることができなくなります。
作品によっては少し色が変わるだけで印象が変わってしまうことも。
LOTもそうですが、継続販売でなく1シーズンの毛糸もあるので「デザインを変更しないといけない」となるとショックが大きいですよね。
最初にまとめて買う。もしくは毛糸が足りなくなったらすぐに買いにいきましょう!
棒針、かぎ針について
棒針とかぎ針の特徴や号数の種類など下記の記事で詳しく説明しています。
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参考棒針サイズの選び方
棒針のこと 先がとがっている棒状の針2本でループに針を入れ 糸を引き出しながら編んでいきます。 かぎ針との違い、作るものの大きさによって針の長さを変える必要があります。 また糸の太さに合わせて針の号数 ...
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参考かぎ針サイズの選び方
かぎ針 先がフックになっていてそこに糸をかけて引き抜くことで編み目を作っていきます。棒針と違い、つくるものの大きさによって針の長さを変える必要はありませんが、糸の太さに合わせて針の号数を変える必要があ ...
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その他道具について
かぎ針&棒針
- 毛糸用のとじ針 糸の始末や編み地をつなぐときに。
- ハサミ 糸をカット
- リングやマーカー 段数や最初の目に引っ掛けて目印にします
- 目数段数計 編んでいる段数を把握するため。
- メジャー ゲージをとったり、作品の寸法を測るときに。
棒針
- ゴムキャップ 針の端につけて編み目がはずれないようにする。
- なわあみ針 なわあみを編むときに使います。
- ほつれ止め 棒針を抜いていったん目を休ませるときに。
リングやマーカー・目数段数計については大きい作品のときにあると便利です。
段数把握は編み図に編んだ段をマーカーで消したり、横にチャックを入れたり方法はありますので、あなたに合う方法を探してみてください。
綺麗に仕上げるためにアイロンをかけよう。
編み物ってアイロンかけるの?と思うかたもいると思います。私もそうでした。
教えてもらってアイロンをかけてみると歪みなど修正できたり、摩擦によりボサッとした毛糸が整ったりします。やり方は簡単です。
必要なもの
- アイロン
- 仕上げ針 アイロンするときに編み地を固定する
やり方
スチームアイロン 編み地から2cmぐらい離してスチームをかける。直に毛糸にアイロンを当ててはいけません。スチームをかけるだけです。
冷めてから作品は動かしましょう。
簡単で小さい作品からやってみることがオススメ。
完成までもっていくことで編み物のモチベーションが継続できます。
大きい作品だと途中でやめてしまうことがあるので、初めは難易度低めがいいと思います。身に着ける物を作りたい方には帽子はオススメです。難しそうですがけっこう難易度低めです。模様あみとか難しい編み方がないシンプルの作品など初心者に挑戦してもらいたいです。初めは太糸で編むほうが編みやすいかと思います。
かぎ針編みをはじめたい方はこちらの記事をどうぞ
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参考【かぎ針】初心者向け 鎖編みのやり方 注意点おさえて解説
かぎ針編みを始めようと考えている人でいったいどこから手をつけていいんだろう...。編み物頑張りたい気持ちがあるけど、手順がわからない。こんな悩みを解消します。今回は、鎖編みです。 かぎ針初めたい人がは ...
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